万引き家族

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ドキュメンタリーのような映画。それが是枝作品。ありえない設定を持ってこないし、ありえないものが映り込まない。例えば映画とかCMとかドラマで男性が子供が、誰かに手紙を書くシーンの時、私はその筆跡や封筒の柄が気になる。こんなに綺麗な字なわけないじゃん、と現実味がなくてがっかりすることが結構ある。是枝作品はそれがない。むしろ彼の世界観にどっぷりと浸かってしまう。見る人をそうするためにどれだけのこだわりを追求して考え抜いたんだろう。世にこんな考え抜く綺麗な映像を撮る人がいると思うと嬉しくなる。

お金がないのに家が汚くて物が沢山ある様子がリアルでした。

ああとても良い映画だった。