冬嫌い

一刻も早い春よ、暖かさよ、と毎日思っている。
お洒落な人は着こなしのバリエーションが増える秋冬が好き、とよく言うけれど、お洒落じゃないという烙印を押されてもいい。そして明らかに数年前より、去年より、数か月前より薄着になることが見栄え上辛い、でもいい、暖かい日が来るなら。

といった具合に冬を全否定する。特に今年の冬は、正月もこの前の3連休も一歩も出歩けないほど体調が悪かったので余計にそのきらいがある。でもそんなぶつくさ言ってても仕方ないし冬の好きなところを挙げてみる。
まず汁物が美味しい。汁物は大好物で、つけ麺よりラーメン派なのは麺の太さもあるけどスープが飲める点が大きいと言える。
次にモノが腐らない。そして虫も湧かなければ、変なにおいも発生しない。冬の一番のメリットこれだな。

でもこれくらいか。クリスマス特有の昂揚感にはそわそわするけど(お正月も見え隠れするし)、日本にいる限りにおいては冬嫌いを直すほどではない。あれはやっぱりキリスト教特有のイベントだ。いつかの12月のNYでメイシーズの華やかなクリスマス装飾を見て、バージンレコードでBlack Eyed PeasのWhere is loveを買い、例え氷点下だったとしても最高の冬だった。書いてて思いましたが冬だからというよりNYだからが大きいですね。ちなみにNY在住の友人に言わせると、ニューヨーカーも寒いと元気ないらしい。
さて、お正月はというと、私はおせちもお餅もあまり好まない。そして新しい年の幕開け感も悪くはないけど、学校や会社にいる以上私にとっては4月の方が幕開け感が強い。節分は省略。バレンタインは昔は何種類のチョコを買い食べ比べするほどだったけど今は興味を失ってしまった。でも今年は“世界でいちばん、やさしいショコラ”といううたい文句に惹かれ、ジャン=ミッシェル・モルトローのチョコレートを購入した。それが本当に美味しくて、毎日一粒ずつ食べる贅沢を思い出しました。やはりチョコ美味しい。

なんてそうこうしてるうちにあと半月で3月です。半月の辛抱。ぶつくさ言わずに乗り切ろう。